「高齢」で「骨の老化」と言えば骨粗しょう症ですよね。
骨が老化すれば骨折しやすくなります。
高齢者の場合、足を骨折してしまうと運動ができなくなって筋力も落ちて、最悪寝たきりになってしまう恐れもあります。
健康のためにも、骨を丈夫に保つことはとても大切ですね。
でも、骨の老化を防ぐには何に気を付けたらいいんでしょう?
今回は、骨の老化を食い止める(予防)する方法についてお伝えします。
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骨の老化について
高齢者の骨折の最大の原因は骨粗しょう症です。
骨粗しょう症は、カルシウム不足などが原因で骨密度が低下し骨がもろくなってしまう病ですね。
骨の量は20歳~40歳がピークで、その後は加齢と共に落ちていきます。
骨粗しょう症は痛みなどの自覚症状がほとんどないので、手遅れになってしまうことも多いです。
骨は
というサイクルを繰り返しています。
人間の体は、1年間で約1割の骨が新しい骨に入れ替わると言われています。
でも加齢によって骨の細胞のバランスが崩れると、骨を壊す細胞が活性化して、骨を作る力より骨を壊す力のほうが強くなってしまいます。
骨を壊す細胞(破骨細胞という)が活性化すると過剰に塩酸を分泌してしまい、その結果骨がボロボロになるんです。
骨の老化(骨粗しょう症)を食い止める・予防する方法の一つは
骨の老化(骨粗しょう症)の予防に効果があると期待されるのが、メラトニンというホルモン。
メラトニンは脳の中で作られるホルモンです(夜に多く分泌され、睡眠を促すホルモン)。
・抗酸化作用
・認知症予防
・骨の老化防止
といった効果が期待されてます。
活性化した破骨細胞を抑制してくれるのがメラトニンです。
なので、メラトニンの分泌を増やせば骨の老化予防になると考えられますね。
では、どうすればメラトニンの分泌量を増やせるんでしょうか。
メラトニンを増やすには
メラトニンは、昼はほとんど分泌されず夜に多く出るのですが、しっかり分泌させるために重要な要素があります。
それは「太陽の光」です。
太陽の光を浴びることでメラトニンが分泌されるんですね。
で、太陽の光を浴びることについてポイントが2つあります。
それは
・光を浴びる量
です。
光を浴びる時間帯は、朝ですね。
一例 → 「夜11時頃に寝る人は朝7~9時頃に光を浴びる」と良い。
そして、浴びる量が多いほど夜に分泌される量も増えると考えられています。
ばっちり晴れた日の光じゃなくても、曇り時々晴れくらいの天気でもOK。
20~30分くらい浴びれば十分です。
20~30分ずーっと外で浴びる必要はなく、10~15分は家の中の光が当たる場所で、もう10~15分は外って感じでもいいようです(連続である必要はないということ)。
もちろん、洗濯物を干すときとか、通勤中とか、散歩するとか、いろいろ積み重ねてトータル20~30分になるなら、無理に光を浴びる時間を作る必要はありません。
太陽の光を浴びると聞くと、紫外線が気になるという人も多いと思います。
紫外線ってめちゃめちゃ悪者扱いされていますが、それは大量に浴びた場合です。
20分、30分程度なら全然問題なしですよ。
さいごに(まとめ)
骨の老化(骨粗しょう症)を食い止める・予防する方法の一つは、メラトニンの分泌量を増やすこと。
朝、太陽の光を浴びることが重要で、20~30分くらい浴びることができればgoodです^^
朝、太陽の光を浴びておくと、夜しっかりとメラトニンが分泌されます。
そして、このメラトニンが破骨細胞の活性化を抑制してくれることで骨の老化(骨粗しょう症)の予防に繋がります。
また、寝つきもよくなります。
夜なかなか眠れないという人も試す価値あり。
人間の元々のバイオリズムに従う生活が大事だということですね。
ぜひ試してみて下さい♪
骨粗しょう症に関しては「予防にいい食べ合わせ」や「予防にいい薬味」というのもチェックしているので、参考まで。