認知症のテストには様々な種類がある?簡易的にできるものは?




認知症 テスト 種類

親や身近な人の様子がいつもと少し違う様子だったり物忘れが増えてくると、やはり認知症を疑いますよね。

でも「老化やただの物忘れでは?」と思えたりもして、自分では判断がつきにくいものです。

病院へ行くにしても、どんな検査をするのか少し不安ですよね。

そこで今回は、病院で行われる認知症の検査から、簡易的に行えるテストまでチェックしたいと思います^^

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認知症のテストには様々な種類がある

認知症のテストには様々な種類があります。

見ていきましょう。

長谷川式スケール(HDS-R)

1974年に精神科医の長谷川和夫氏によって開発されました。その後1991年に一部が改定され、認知症検査の現場で使われています。

見当識や計算力の設問があり、所要時間は10分~15分程です。

30点満点中20点以下だと認知症の疑いがあるとされ、点数が低いほど症状が重いとされています。

本人の体調や気分によっても結果が変わることも多く、このテストだけを根拠に認知症であると診断されるわけではありません。

アルツハイマー病評価スケール(ADAS)

アルツハイマー病と診断された方、またアルツハイマー病が疑わしい場合に用いられるのが一般的で、見当識障害や記憶障害を中心に11項目の質問で構成されています。

所要時間は人によって1時間ほどかかることもあるため、全員が受ける検査ではありません。

ウエックスラー成人知能検査(WMS-R)

世界的に使われている、総合的な記憶の検査です。

動作と言語の知能を評価する検査で、11項目から構成されます。記憶力や注意力、集中力などを評価することができます。

こちらも全員が受ける検査ではありません。

高齢者うつスケール

高齢になると生活環境の変化や、体力の低下などにより気分が落ち込む「うつ状態」になる方も多くいます。

認知症でもうつ状態になることが多いので、どの程度の症状があるのかを検査する場合もあります。

構成が30項目と少し多く点数が高くなるにつれ、うつ状態が強いとは判断されます。

認知症のテストでよく耳にするMMSEってどんなテスト?

世界で最も多く活用されている認知症の検査方法です。

MMSE検査(ミニメンタルステート検査)、日本語では「精神状態短時間検査」といい、10分から15分程の短い時間で認知機能の障害があるかを調べます。

1975年にアメリカで入院患者の認知度を測定する目的で公表されました。日本では2006年に杉下氏によって翻訳された「MMSE-J」があります。


検査方法は、見当識(時や場所など、自分が置かれている基本的な状況把握)や計算力、図形の描写力などが問われます。

30点満点中23点以下(MMSE-Jでは20点以下)だと認知症の疑いがあり、27点以下だと軽度認知障害の疑いがあるとされます。

MMSE評価項目の構成

・時の見当識:「時」に関するいくつかの質問に答える

・場所の見当識:「場所」に関するいくつかの質問に答える

・記銘:いくつかの単語を何度も繰り返し言う

・注意と計算:100から繰り返し7を引く計算・覚えた数字を逆順に再生する

・遅延再生:「記銘」で出されたいくつかの単語を言う

・呼称:日常的にありふれた物品の名称を言う(鍵や鉛筆など)

・復唱:言われた文を正確に繰り返す

・理解:言われたいくつかの命令を理解し実行する

・読字:紙に書か文を理解し実行する

・書字:文章を書き、文法の間違いや構成をみる。

・描画:示された図形と同じ図形を書く

MMSE検査はスクリーニング検査といって疑いの可能性がある人を早く発見し、早期の適切な治療や病気のコントロールに繋げるための検査で、確定診断はできません。

MMSE検査で疑いが見つかった場合、医師の診察を受けることが大切です。

また、出題者側が認知症の病態や検査項目の意味をよく理解しているかどうかでも結果や解釈が大きく違ってくることや、実施には約束事がいくつもあるため、正式な評価はやはり医療機関で検査を受けるのがよいですね。

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認知症のテストには簡易的にできるものもあるの?

認知症 テスト 種類

認知症のテストとして簡易的にできることがあれば、自宅でチェックできますね。

家庭でできるセルフチェックを確認しておきましょう。

家族でできるセルフチェック

普段の行動を観察し、また実際に検査することで、病院受診の目安になります。


・薬の管理ができているか
月に1~2日分程度なら問題ありませんが、1週間単位で忘れるようでは認知症の可能性は高くなります。


・料理ができるか
レパートリーが減っていないか、味付けがおかしくなっていないか、出来合いのものがふえていないか。

これらが出来ていて初めて、料理が出来ていると判断されます。


・お金の管理ができているか
財布や通帳をなくすことが増えている。

ATMが使えなくなり窓口で出金している。

小銭の計算が出来ずお札ばかりを使うため、財布が小銭ばかりになっている。


・身だしなみはきちんとしてしるか
身だしなみに気を使わなくなる。

男性であれば髭を剃らなくなる、女性であれば化粧をしなくなるなどがあげられます。


・知らない間に車が傷ついている
いつも運転している車に傷がないか確認します。

何箇所も傷があっても本人は知らないと言います。


・他人から指摘があるか
第三者からの指摘は、ほぼ認知症と思いましょう。

家族の中で第三者は、嫁などの義理の関係にあたる方です。


以上の6項目は認知症専門外来で必ず聞かれる質問です。

6項目のうち、1項目でも気になる場合は専門医の受診を考えてみてください。

まとめ

認知症のテストの種類や簡易的にできるものについて紹介しました。

認知症も早期発見・早期治療がとても大切な病気です。

もし身近にいる方に気になる様子があるのであれば、気のせいだとやり過ごさず、一度チェックしてみてくださいね^^

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